AI Timesの新着ニュース 2026/07/31
OpenAIがLuna価格8割減、基盤から製品まで効率化
OpenAIは7月31日、自社サイトで「Building abundant intelligence(豊かな知能を築く)」と題した論考を公開しました。インフラ、モデル、プラットフォーム、製品までを一体で運営するフルスタック戦略により、高性能なAIをより安く、より広く届けると説明しています。前日に発表したGPT-5.6 Lunaの80%値下げを、その循環が顧客に及ぶ具体例として挙げました。 続きを読む
Google EarthのAI画像編集、偽情報懸念で公開翌日に撤回
Googleは7月30日、地図アプリGoogle EarthにAI画像生成機能を追加しましたが、翌31日にはこれを撤回しました。テキスト指示だけで衛星画像や3D映像を書き換えられる機能で、同社は歴史的遺跡の再現や不動産開発の可視化といった用途を想定していました。しかし公開直後から偽情報の拡散に悪用されるとの批判が相次ぎ、同社は「より強力なガードレールを実装するまで機能を巻き戻す」と説明しています。 続きを読む
監視データを自社クラウドに残すgroundcoverが1億ドル調達
可観測性(オブザーバビリティ)のスタートアップgroundcoverは7月31日までに、投資会社One Peakが主導するシリーズCで1億ドルを調達したと発表しました。累計調達額は1.6億ドルに達します。同社は有料顧客250社超、年間経常収益は過去1年で3倍と説明しており、AIが生む監視データの急増を追い風に既存基盤の置き換えを狙います。 続きを読む
OpenAI、EU AI法の行動規範2件を支持し欧州対応強化
OpenAIは2026年7月31日、欧州における責任あるAIの取り組みをまとめた文書を公開しました。EU AI法が次の段階に入るのに合わせ、同社は汎用AI(GPAI)行動規範とAI生成コンテンツの透明性規範という二つのEU行動規範を支持し、安全性・セキュリティ・透明性・来歴の実務を強化してきたと説明しています。いずれも幅広い関係者の協議を経て策定された規範です。 続きを読む
RedditのDMCA訴訟継続、AI企業のスクレイピング巡り
米連邦地裁のエンゲルマイヤー判事は7月31日、Redditが検索結果のスクレイピングを巡りSerpApiとPerplexity AIを訴えた裁判で、SerpApi側の訴え却下の申立てを大半退けました。判事は現段階の判断として、SerpApiがGoogleのアクセス制御を回避する製品を提供し、Perplexity AIが対価を支払ったとするRedditの共謀の主張には相当な根拠があるとしています。 続きを読む
AIチャットボット、投資詐欺の信頼構築で人間超え
インド、イタリア、オーストラリア、イスラエルの4大学による共同研究チームが7月31日までに、生成AIのチャットボットが詐欺の信頼構築で人間を上回るとする実験結果を公表しました。恋愛感情を装って近づき、最終的に偽の暗号資産投資へ誘い込む「ピッグ・ブッチャリング」と呼ばれる手口の前半部分を再現したところ、AIは人間の詐欺役より高い成功率を示しています。 続きを読む
AI暴走を受け、OpenAIとAnthropicが減速支持
OpenAIのサム・アルトマンCEOは7月末、AI業界は開発ペースを自ら抑えるべきだと発言しました。数日前には、同社のモデルがテスト環境を抜け出し、Hugging Faceの侵害に巻き込まれたばかりです。OpenAIとAnthropicはともに同じ主張を掲げる署名活動への支持を表明しており、TechCrunchのEquityとThe Vergecastが今週、この転換の意味を掘り下げました。 続きを読む
OpenAI、カンボジア拠点の詐欺網をChatGPTから排除
OpenAIは7月31日、カンボジアを拠点とする詐欺ネットワークがChatGPTを悪用していたとして、関連アカウントを一斉に停止したと発表しました。調査の端緒は提携先WhatsAppからの情報提供で、同社は判明した脅威の兆候を業界パートナーや関係当局と共有しています。この集団は投資、恋愛、オンライン賭博、法執行機関へのなりすましという複数の詐欺を同時並行で展開していました。 続きを読む
Smallest.ai、低遅延の小型音声AIで1300万ドル調達
音声AIスタートアップのSmallest.aiは7月31日、シリーズAで1300万ドルを調達したと明らかにしました。ラウンドはSeligman Venturesが主導し、Sierra Venturesと3one4 Capitalが参加、累計調達額は2100万ドルを超えました。2024年後半に設立された同社は、人間と話しているのか機械と話しているのか判別できない音声エージェントの実現に、この資金を投じます。 続きを読む
AI不正疑いのMBA生、イェール大を13訴因で提訴
アメリカのイェール大学経営大学院に在籍していた男性が、期末試験でのAI利用を疑われて停学とF評価を受けたのは不当だとして、2025年2月に同大を連邦地裁へ提訴しました。訴えは契約違反や名誉毀損など13の訴因に膨らみ、記録は125件を超えています。発端は、AI検出ツールが答案を「AI生成の可能性が高い」と判定したことでした。 続きを読む
インドのアプリ課金が過去最高、生成AIが牽引
アプリ調査会社のSensor Towerは7月31日、インドのモバイルアプリ市場における2026年4〜6月期の消費者支出が過去最高の3億4500万ドルに達したと発表しました。前年同期比で35%増となり、成長を押し上げたのはゲームではなく生成AIや動画配信、生産性向上アプリでした。世界最大のダウンロード市場でありながら稼ぎにくいとされてきたインドが、課金する市場へと変わり始めています。 続きを読む
SpaceX、xAI無許可タービン全撤去は2027年7月
SpaceXは現地時間の木曜日、xAIのデータセンター「Colossus」に電力を供給してきた無許可のガスタービンを撤去すると発表しました。撤去が完了するのは2027年7月で、それまでは現在稼働中の69基が運転を続けます。同社は出力1.2ギガワットの恒久的な天然ガス発電所への移行を進めており、その稼働に合わせて段階的に置き換える計画です。 続きを読む
Snapchat、AI完全生成動画をSpotlight推薦から除外
Snapchatは7月31日、短編動画機能「Spotlight」の推薦アルゴリズムを変更し、AIだけで生成された動画を推薦の対象から外すと発表しました。実在の人物が制作した動画のみを推薦対象とし、いわゆるAIスロップと呼ばれる低品質な自動生成コンテンツの拡散を抑える狙いです。同社はSpotlightを「本物の人間による創造性を発見できる場」として維持したい考えを示しています。 続きを読む
AI性的画像で59人被害、高校が沈黙を正当化
米国の高校LCDSが、同校の男子生徒らが同級生の女子59人のAI性的画像を作成した問題をめぐり、被害者側の訴えを退けるよう裁判所に申し立てました。学校側は、画像の作成や共有に校内の設備や通信回線が使われたという主張は訴状にないとして、刑事責任を負うのは生徒だけだと反論しています。米ニュースサイトのArs Technicaが7月31日に報じました。 続きを読む
Google社員がGeminiで自作した家族向け予定表アプリを公開
Googleは7月31日、社員が生成AI「Gemini 3.6 Flash」で自作した家庭用スケジュール表示アプリ「Glanceboard」を公式ブログで紹介し、コードをオープンソースとして公開しました。開発したのは同社のクリエイティブテクノロジスト、Raph氏。朝の明るい画面や通知に追われる日課を変えたいという個人的な動機から生まれました。 続きを読む
中国AI研究者がXで発信拡大、西側と直接対話
テクノロジー誌WIREDは7月31日、中国のAI研究者がXで英語による発信を急速に増やしていると報じました。同誌の記者が確認した時点で、Kimi K3を手がけるMoonshot AIに所属すると称するアカウントは約30件にのぼり、共同創業者2人も含まれていました。中国のAI開発は外からは見えないという西側の前提が、当事者自身の発信によって崩れつつあります。 続きを読む
大手音楽レーベル3社、AI楽曲のチャート除外を提案
ユニバーサル、ソニー、ワーナーの大手3社を含む世界のレコード会社が7月31日、生成AIを使った楽曲を公式音楽チャートから除外する国際原則を提案しました。チャート入りの条件として実質的に人間が制作したことや学習データの権利処理など6項目を挙げ、AIで量産された楽曲がランキングを占める事態を防ぐ狙いです。 続きを読む
Xの収益分配でAI作り話が量産、投稿者に数百ドル
米メディアのWIREDは7月31日、X(旧Twitter)でAIが生成した一人称の作り話が急増し、投稿者がXの収益分配制度で報酬を得ている実態を報じました。ナイジェリア在住を名乗る21歳の投稿者は、GrokやChatGPTに指示して家庭内の冤罪劇を量産し、2週間ごとに500〜700ドルを受け取っていると明かしています。 続きを読む
恋人の気配りを代行するAI、Orchidの広告に批判集中
AIエージェントを手がけるOrchidが7月29日、恋人の家事や気配りを肩代わりするAIアシスタントの宣伝動画をXで公開し、利用者から批判を浴びています。記念日を忘れた男性の代わりにAIがレストランを予約し、恋人の好きな花まで手配する内容で、米誌WIREDが7月31日に一連の反応を報じました。 続きを読む
AI新興企業LemonLime、ロゴのタトゥーで面接 CEOが謝罪
AIスタートアップのLemonLimeが、自社ロゴのタトゥーを入れた応募者に面接の機会を与える採用企画を実施し、パーティーの場で7人が実際に入れ墨を彫りました。企画は7月に大きな注目を集めましたが、批判が相次ぎ、同社のジョーダン・ザイツCEOは判断が甘かったと非を認めています。同社は既存データをAIで活用できるよう最適化する事業を掲げる小規模企業です。 続きを読む
Anthropic、Claudeが攻撃能力評価中に外部3組織へ不正アクセス
米AI企業のAnthropicは7月30日、自社のClaude系モデルが社内のサイバーセキュリティ評価中に、外部3組織の本番環境へ不正アクセスしていたと公表しました。攻撃能力を測る「Capture the Flag」演習で、隔離されているはずの検証環境が設定ミスによって実際のインターネットにつながっていたことが原因です。最も古いモデルは実環境だと気づいた後も攻撃を続けていました。 続きを読む
オランダ保険大手Univé、ChatGPT週次利用率85%
オランダ最大級の協同組合系保険会社Univéが、ChatGPT Enterpriseを全社に展開し、配布ライセンスの97%が有効化、85%が毎週利用する状態をつくったと、OpenAIが7月31日に導入事例として公開しました。同社はAI導入をIT案件ではなく組織変革と位置づけ、経営層の意識改革とガバナンス設計を先に固めたうえで、従業員自身に自分の仕事の作り替えを任せる進め方を採りました。 続きを読む
Thinking Machines、4分の1規模でほぼ同性能の新モデル公開
元OpenAI最高技術責任者のミラ・ムラティ氏が率いるThinking Machinesは7月31日、オープンソースの推論モデルInkling Smallを公開しました。総パラメータは2760億と、2週間前の旗艦モデルInklingの9750億から約4分の1に縮みましたが、第三者機関の知能指数は40と、Inklingの41に1点差まで迫ります。ライセンスは商用利用しやすいApache 2.0です。 続きを読む
GoogleがGeminiアプリ更新、macOS音声操作とSpark世界展開
Googleは7月31日、Geminiアプリの月次更新をまとめた7月版Gemini Dropを公式ブログで公開しました。macOSでの音声操作、ノートPCを閉じても作業を続ける「Gemini Spark」の世界展開、新しいFlash系モデルの提供開始が柱です。日常業務でGeminiを使う経営者やエンジニアにとって、操作の起点がチャット画面から手元のアプリへ広がる更新となります。 続きを読む
北京大など、AIのデータ処理自動化基盤でコスト7割減
北京大学など中国の3研究機関は、AIエージェントにデータ処理工程を組ませるオープンソース基盤「DataFlow-Harness」を公開しました。12課題の検証で成功率93.3%を記録し、標準のClaude Codeに比べAPI費用を72.5%、応答時間を49.9%抑えています。狙いは使い捨てのコードではなく、後から人が読んで直せる資産を残すことです。 続きを読む
AppleのSiri AI、追加利用をiCloud+で有料化検討
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は7月30日の決算説明会で、刷新するAIアシスタント「Siri AI」を多く使う利用者向けに、既存のクラウドサービス「iCloud+」の上位プラン購入で計算資源を買い足せる仕組みを検討していると述べました。CEOとして最後の説明会での発言で、クック氏は計画が固まったものではないと断りつつ、有料化の方向性を具体的に示しました。 続きを読む