AI Timesの新着ニュース 2026/07/14
オープンモデルがVercel処理量の3割に、価格は横ばい
米Vercelは7月13日、AI GatewayのProduction Index最新版を公開しました。6月のデータでは、DeepSeekなどのオープンウェイトモデルが処理量全体の29%を占め、4月の11%から急伸したことが分かりました。トークン単価は5月に約20%上昇した後、6月は横ばいとなり、AI投資が拡大する一方で価格競争が進む構図が浮かびました。 続きを読む
Nadella氏、AI利用は独自データで二重払いと警告
Microsoftのサティア・ナデラCEOは7月13日までに公開したブログ投稿で、AIを利用する企業が「知能に二度支払っている」と警告しました。企業はトークン利用料という金銭に加え、モデルを賢く使うために明かす独自の業務知識という、より価値ある対価を無自覚に差し出していると指摘します。この主張は、専有モデルを提供する大手AIラボが顧客の機密情報を吸い上げる「トロイの木馬」だとする、シリコンバレーの根深い懸念に足並みをそろえるものです。 続きを読む
防御側がAIハッカーを『文脈爆弾』で無力化
セキュリティ企業Tracebitの研究者は7月13日、AIを悪用したハッキングエージェントを無力化する新手法「コンテキスト爆弾」を公表しました。これはAWS上に保存されたパスワードや暗号鍵など機密情報の近くに、あえてプロンプトインジェクションを仕込む防御策です。攻撃側のLLMがこの文字列に触れると、開発元が設けた安全機構に反する指示と判断し、自ら動作を停止します。 続きを読む
AppleがOpenAIを提訴、営業秘密の盗用と主張
Appleは7月10日、AIハードウェア開発を巡り営業秘密を不正に盗用したとしてOpenAIを提訴しました。41ページに及ぶ訴状によると、元Appleエンジニアが認証バグを悪用して退社後も社内ネットワークにアクセスし、未発表製品の技術仕様など数十件の機密ファイルを持ち出したとされます。Appleはこれらの情報がiPhoneに対抗するOpenAIのハードウェア事業を支えていると主張し、使用差し止めを求めています。 続きを読む
Apple、iOS 27で刷新Siri AIを一般提供開始
Appleは7月13日、スマートフォン向けOS「iOS 27」の初の公開ベータを配信し、長く待たれてきた刷新版音声アシスタント「Siri AI」を一般ユーザー向けに初めて開放しました。今回のSiri AIはオプトイン方式のベータとして提供され、利用にはApple純正の待機リスト登録が必要です。実機で試した米メディアの記者は、アプリを起点にせず「やりたいこと」を先に伝えるだけで端末が横断的に処理する体験を、将来像を垣間見るものと評価しています。 続きを読む
ACRouter、AIモデル選択を自己学習し費用2.6倍削減
AIモデルのルーティング(振り分け)を静的な分類問題ではなく、記憶を蓄える動的なエージェントとして扱う新しいオープンソースフレームワーク「Agent-as-a-Router」が2026年7月13日に報じられました。研究チームはその具体実装であるACRouterを公開し、常に高価な最上位モデルへ振り分ける方式と比べ、コーディング課題でコストを2.6倍削減したと発表しています。巨大モデルの学習や無数のルールを書く必要なく、稼働しながら自己最適化する点が特徴です。 続きを読む
MITのAIエージェント、ロボット訓練の仮想空間を自動生成
米MIT CSAILとトヨタ・リサーチ・インスティテュートの研究チームは、ロボット訓練用の仮想空間を自動生成するAIシステム「SceneSmith」を開発しました。三つのAIエージェントが連携し、レストランや寝室、ホテルといった3D空間を実物さながらに構築します。成果は先週開かれた機械学習の国際会議ICMLで発表されました。ロボット学習の最大の壁だったデータ不足を、シミュレーションで補う狙いです。 続きを読む
世界モデル、LLM超えるAIの次なる主戦場に
米技術メディアのArsは、大規模言語モデル(LLM)に続くAIの新カテゴリーとして注目される「世界モデル」の可能性と限界を、専門家3人への取材をもとに検証しました。世界モデルは言語ではなく物理世界そのものを、あるいはその有用な近似をシミュレーションするAIの基盤づくりを目指す技術です。過去1年で関連の発表が相次いでおり、今後さらに動きが広がると見込まれています。 続きを読む
MIT、AIの児童性的虐待画像の生成能力を生成せずに検出
マサチューセッツ工科大(MIT)の研究チームは7月13日、児童保護団体Thornと共同で、AIモデルが違法な児童性的虐待資料(CSAM)を生成できるかどうかを、実際に画像を生成せずに判定する新たな監査手法を発表しました。モデル内部の隠れ表現を解析することで、有害な画像生成に特化したモデルを高精度で見抜けるのが特徴です。試験ではCSAM生成用に改変されたモデルを100%の精度で特定しました。 続きを読む
X Square Robotが統合スタックで家庭ロボット公開
中国の身体性AI企業X Square Robotが、家庭用ロボットの実用化に向けて独自の統合スタックを打ち出しました。同社は、ロボットが学ぶデータ、物理世界の変化を予測する世界モデル、実行可能な行動を生む行動モデルを一体で設計し、これらをオープンソースで公開する方針を示しています。汎用ロボットには大規模言語モデルのような確立した「レシピ」がまだなく、その答えを統合スタックに求めた点が特徴です。 続きを読む
技術面接でAI攻防が激化、企業と候補者が対抗
ソフトウェア技術者の採用面接が、AIをめぐる攻防の場になっています。IEEE Spectrumが2026年7月13日に報じたところによると、リモート技術面接で一部の候補者が回答をリアルタイム提案する面接支援AIを使い、企業側はAI利用を検知するツールで対抗しています。専門家はこの構図を、勝者なき「いたちごっこ」と表現します。 続きを読む
Hermes開発のNous、15億ドル評価で資金調達
オープンソースのAIエージェント「Hermes」を開発する米新興企業Nous Researchが、15億ドル(約2250億円)の企業評価額で新たな資金調達を進めていることが、2026年7月13日に明らかになりました。事情を知る関係者3人によると、同社はRobot Venturesが主導しUSVなど著名投資家が参加するラウンドで、最低7500万ドルを調達する見通しです。投資家からの関心は非常に高かったとされています。 続きを読む
動画生成のPixVerse、4.4億ドル調達で評価額20億ドル超え
シンガポール拠点の動画生成スタートアップPixVerseは7月13日、シリーズCの延長ラウンドを完了し、同ラウンドで総額4.39億ドルを調達したと発表しました。今回の資金調達により、同社の企業価値は20億ドルを突破しました。調達資金は世界モデル事業の拡大と、各地域での顧客開拓に充てる方針です。 続きを読む
宇宙データセンター実現性巡りAltman氏とMusk氏応酬
OpenAIのSam Altman氏とSpaceXのElon Musk氏が週末、SNS上で激しい言葉を応酬しました。Musk氏がAltman氏を「詐欺師」と非難したのに対し、Altman氏は「短期の宇宙データセンターを株式市場の投資家に売り込んでいるのはあなただ」と切り返しました。この応酬は、宇宙コンピューティング事業の理想と現実の隔たりに改めて注目を集めました。 続きを読む
Anthropic、Claudeをインドでルピー価格化
米AnthropicはAIアシスタント「Claude」の料金を、米国に次ぐ第2の市場であるインド向けに現地通貨建てで提示し始めました。同社のサイトやアプリで一部ユーザーにルピー建て価格が表示され始めており、ドル建てと為替換算による利用の障壁を下げる狙いがあります。インドは世界のClaude利用の5.8%を占め、米国に次ぐ規模へと成長しています。 続きを読む
MIT、学生が自治体のサイバー防衛を無償支援
MITの都市研究・計画学科(DUSP)は、学生が自治体や医療機関のサイバー防衛を無償で支援する「サイバーセキュリティ・クリニック」を2019年に立ち上げました。講師のJungwoo Chun氏とLawrence Susskind教授が主導し、ほぼ毎学期開講しています。法律や医療のクリニックと同様に、学生の実地訓練と、資金の乏しい地域への無償サービスを兼ねる仕組みで、これまでに40件超の脆弱性評価を提供してきました。 続きを読む
WazeがGemini搭載の新AI機能、経路を個人最適化
米グーグル傘下のナビアプリWazeは7月13日、AI関連の新機能を相次いで発表しました。複数の機能に同社の生成AI「Gemini」を組み込み、目的地検索や地図更新を音声の会話でこなせるようにします。グーグルが全製品でGemini統合を進める一環で、Appleマップなど競合への対抗も狙います。 続きを読む
George Hotz、利用者整合AIを訴え安全論争が再燃
米自動運転企業Comma AI創業者でジェイルブレイカーのGeorge Hotz氏が7月11日、自身のブログでAIの安全性をめぐる持論を公開しました。AI Futures Projectが示した開発減速案「AI 2040: Plan A」への反論として、中央で管理する整合ではなく、利用者の利益に厳密に沿うローカル制御型AIこそ望ましいと主張し、業界の整合論争を再燃させています。 続きを読む
Uber、旅行事業とAIで成長狙うも万能アプリ化は否定
配車大手Uberの最高製品責任者(CPO)を務めるSachin Kansal氏は、TechCrunchとのインタビューで、同社がライドシェアとフードデリバリーに次ぐ「第三の柱」として旅行事業を育てる方針を明らかにしました。今年はExpediaと提携したホテル予約や買い物代行機能を投入し、年間15億件に上る都市外での利用を取り込む狙いです。一方で同氏は、あらゆる需要に応える「万能アプリ」を目指すわけではないと強調しました。 続きを読む
Google Ads、動画キャンペーン群で到達頻度を最適化
米グーグルは、YouTube広告の到達回数と頻度を最適化する「動画キャンペーン群」機能を、Google Ads上で全世界に提供開始しました。複数の動画キャンペーンをまたいで到達と頻度を調整できるようになり、広告主は最適な接触頻度の目標を効率的に達成できます。同社のMeridian MMM調査では週2.7回の接触が最適とされ、この頻度に近づけることでROIが19%向上したといいます。 続きを読む