AI Timesの新着ニュース 2026/06/26
Anthropic、対米政府の輸出規制対立が2週間続く
米AI企業Anthropicが主力モデルを停止してから6月26日時点で2週間が経過し、米政権との交渉は決着していません。同社は12日にトランプ政権から輸出規制命令を受け、最上位の「Mythos5」と「Fable5」を即座にオフラインにしました。経営陣を相次ぎ首都ワシントンへ送り込んだものの、再開の時期は見通せない状況です。 続きを読む
米輸出規制が欧州のAI主権論を加速
米トランプ政権が今月、Anthropicの高性能モデルClaude Fableを厳しい輸出規制の対象とし、外国人によるアクセスを禁じました。これを受け欧州では、米国製AIへの依存が事業継続のリスクだという認識が一気に広がっています。米中がAI開発競争を繰り広げるなか、自国の技術力に自負を持つフランスやドイツは締め出されたと感じ、独自路線を模索し始めました。 続きを読む
OpenAI、新モデルを政府承認下の限定公開へ
OpenAIは6月26日、次世代AIモデル群GPT-5.6を限定プレビューとして発表しました。最上位のSol、日常業務向けのTerra、低コストのLunaの3種で構成され、コーディングやサイバーセキュリティ、生物分野で性能を高めています。ただし米トランプ政権の要請により、当初は政府が事前承認した約20の組織のみが利用できます。 続きを読む
EDR管理端末の12.7%が無防備 自律SOC前に検証
セキュリティ調査会社AxoniusとPonemon Instituteは2026年6月、EDRで管理する端末のうち12.7%が想定するセキュリティエージェントを欠いていると報告しました。662人の専門家と中央値29.8万台規模の顧客基盤を調べた結果で、エージェントが入っていない端末は管理コンソールに表示されず、被覆率の数字そのものが構造的に不完全だと指摘します。背景には、調達を通さず導入されたAIサービスなど、端末監視だけでは把握できない領域の拡大があります。 続きを読む
AIソフトウェア工場、速度偏重で不具合急増の罠
LLMの普及でコード生成の障壁が下がり、企業は開発を生産システムとして捉え始めています。VentureBeatに寄稿したデータ責任者のBenjamin Rogojan氏は2026年6月26日、AIで効率化した「ソフトウェア工場」の多くが、生産性向上ではなく不具合の量産に陥っていると警告しました。速さだけでは工場は機能しないという指摘です。 続きを読む
MIT、LLMでロボに曖昧指示を理解させる新手法
米マサチューセッツ工科大学(MIT)のCSAILは6月26日、大規模言語モデル(LLM)を使い、ロボットに曖昧な指示を理解させる新手法「Masked Inverse Reinforcement Learning(Masked IRL)」を発表しました。人間が一つひとつ細かく説明しなくても、必要な実演データを従来の約5分の1に抑えながら、ロボットが家庭や工場で安全に作業をこなせるようにする技術です。 続きを読む
NYTがMicrosoftを著作権侵害で追及
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は2026年6月、OpenAIとMicrosoftを相手取った著作権侵害訴訟で訴状を更新し、Microsoftが著作権侵害を助ける目的で専用のスーパーコンピューターを構築したと主張しました。NYTは2023年に大手出版社として初めてOpenAIを提訴しており、ChatGPTが同紙の記事で違法に学習したと訴えてきました。 続きを読む
OpenAIの自社チップ、Nvidia依存脱却の動き加速
AI半導体市場を長年支配してきたNvidiaへの一極依存が、転機を迎えつつあります。OpenAIは半導体大手Broadcomと共同開発した独自の推論用チップ「Jalapeño」を発表し、自社シリコンを持つ大手の一角に加わりました。 続きを読む
OpenAIがUber幹部招き初代インド責任者に
OpenAIは6月26日、Uberのインド南アジア部門前社長であるPrabhjeet Singh氏を、同社初のインド担当マネージングディレクターに起用すると発表しました。Singh氏は9月に入社し、アジア太平洋責任者のKiran Mani氏に直属します。インドはOpenAIが米国に次ぐ第2の市場と位置づける重要拠点です。 続きを読む
HF JobsでvLLMサーバー1コマンド起動
Hugging Faceは2026年6月26日、HF Jobs上でvLLMサーバーを1コマンドで起動する手順を公式ブログで公開しました。テストや評価、バッチ生成のために、モデルを最速で立ち上げる方法として紹介しています。 続きを読む
Geminiアプリ、時差ぼけ防止の旅程を自動作成
Googleは6月26日、同社の対話型AI「Gemini」アプリが、海外旅行時の時差ぼけを防ぐ旅程作成を支援する機能を紹介しました。利用者がGmailとカレンダーへのアクセスを許可すると、Geminiが予約済みのフライト情報を見つけ、時差に合わせた行動計画を組み立てます。 続きを読む
MIT経済学部長にオーター氏 AI研究を重視
米マサチューセッツ工科大学(MIT)は6月26日、労働経済学者のデビッド・オーター教授を経済学部長に任命したと発表しました。就任は7月1日付で、2023年7月から学部長を務めてきたジョン・グルーバー教授の後任となります。 続きを読む
GitHubとUNDP、ガーナのオープンソース統治を支援
GitHubは2026年6月、国連開発計画(UNDP)とともに西アフリカのガーナで、政府によるオープンソース活用の準備度を評価する取り組みを実施したと発表しました。ガーナの通信デジタル技術革新省(MoCDTI)が進める大規模なデジタル改革を後押しする狙いで、雇用創出や企業育成、若年層支援を目指す施策の一環に位置づけられます。 続きを読む
カタール、FIFAサッカー技術の実験場に
2026年FIFAワールドカップを支える数々の技術が、まずカタールのピッチで試されてきました。コネクテッドボールから接戦場面のデジタル再現まで、ボールはラインを越えたか、選手はオフサイドだったかというサッカー最古の問いに、より速く答えるための仕組みです。2021年のFIFAアラブカップ以降、FIFAの技術革新の多くがカタールを最初の試験場として通過してきました。 続きを読む
GitHub技術者、リモート文化で性別移行
GitHubのシニアセキュリティエンジニア、アーサー・サール氏が、自社のリモートファースト文化に支えられて職場で性別移行を実現した経験を、同社ブログで公開しました。社員を本名でなくハンドル名で識別する慣習のおかげで、移行は過去の職場より格段に進めやすかったと振り返ります。 続きを読む