AI Timesの新着ニュース 2026/06/18
OpenAI、医療AIを無料版にも拡大
OpenAIは6月18日、対話AI「ChatGPT」の健康分野の能力を大幅に高めたと発表しました。新モデル「GPT-5.5 Instant」を全ての無料利用者に提供し、緊急受診の必要性の判断や不確実性の説明、複雑な情報の平易化を改善。週に2億3千万人が利用する健康相談で、上位の思考型モデルに匹敵する精度を実現したとしています。 続きを読む
Copilot等の脆弱性で企業AIの信頼境界欠如が露呈
6月中旬、企業向けAIツールで同種の脆弱性が相次いで公表されました。15日にVaronisがMicrosoft Copilotのデータ窃取実証コードSearchLeakを、その4日前にはObsidian SecurityがAIゲートウェイLiteLLMの権限昇格連鎖を開示しています。共通する原因はただ一つ、企業AIが外部入力を信頼境界なしに受け入れる構造的欠陥です。 続きを読む
Anthropic、輸出規制で最新モデル停止
米トランプ政権は6月、AI大手Anthropicに対し最新モデル「Claude Mythos」と「Fable 5」への輸出規制を発動しました。外国籍の利用を全面的に禁じる内容で、社内研究者やApple、Metaなど顧客企業も利用できなくなり、Anthropicは両モデルを停止せざるを得ませんでした。発動から1週間が経っても、両者は復旧の条件で対立したままです。 続きを読む
Anthropic、Opus 4.7が自律でロボット犬を操作
AI開発企業のAnthropicは6月18日、社内のFrontier Red Teamによる検証「Project Fetch」の第2フェーズの結果を公開しました。市販のロボット犬を題材に、最新モデルClaude Opus 4.7が人間の補助なしでセンサー接続や制御プログラム作成といった作業を自律的にこなせるかを検証したものです。2025年8月の初回実験では人間チームを支援する役割にとどまっていたAIが、今回は単独で課題に挑みました。 続きを読む
AI最適化Arbor、Codexら2.5倍上回る
中国人民大学とMicrosoft Researchの研究者は、AIシステムの自律最適化を担う新フレームワークArborを発表しました。試行錯誤の繰り返しを、過去の失敗から学んで改善を積み上げる累積的な学習プロセスへと引き上げる狙いです。実環境のエンジニアリング課題で、同じ計算資源のもとCodexやClaude Codeの2.5倍以上の検証可能な性能向上を実現しました。 続きを読む
Adobeが主要制作アプリにAIエージェント搭載
Adobeは2026年6月18日、主力ソフト群Creative CloudにAIエージェントを組み込むと発表しました。Premiere Pro、Photoshop、Illustrator、InDesign、Frame.ioで公開ベータが同日始まり、自然言語の指示から複数工程の制作作業を実行します。従来の生成AIが画像を出すだけだったのに対し、今回は各アプリのAPIを直接操作するオーケストレーション層として動く点が新しさです。 続きを読む
HuggingFaceがLoRA超え検証、最適手法は用途次第
米AI企業のHugging Faceは2026年6月18日、自社ブログでパラメータ効率の良い微調整手法(PEFT)の比較検証結果を公表しました。広く使われるLoRAが本当に最適かを同社の標準ライブラリで検証し、用途によっては他手法が上回ると結論づけています。経営者やエンジニアが開いたモデルを自社データで調整する際の指針となる内容です。 続きを読む
Amazon、自社AIチップを外販しNvidiaに挑む
Amazon傘下のAWSが2026年6月18日、自社開発のAIチップ「Trainium」を他社のデータセンター向けに外販する協議を進めていると明らかにしました。AI責任者のピーター・デサンティス氏がBloombergに語ったもので、買い手企業名は明かしていません。Nvidiaが圧倒的に支配するAIチップ市場への、これまでで最大級の挑戦となる可能性があります。 続きを読む
GitHub、低品質プルリク氾濫を抑える上限機能を導入
GitHubは2026年6月18日、リポジトリ単位で開かれたままのプルリクエスト数に上限を設定できる新機能を発表しました。書き込み権限を持たない利用者を対象に、上限に達した場合は既存のPRをクローズまたはマージしなければ新規作成できなくなる仕組みです。オープンソースに押し寄せる低品質な投稿の氾濫を抑え、価値ある貢献を見つけやすくすることが狙いです。 続きを読む
リサーチAIの検索ログから機密漏洩、新手法で大幅抑制
ServiceNowとHugging Faceの研究チームは6月18日、ディープリサーチAIが外部検索を通じて社内機密を漏らす危険を測る新ベンチマークMosaicLeaksを公開しました。社内文書とWeb検索を併用するAIは、一見無害なクエリを重ねるうちに、断片を統合すれば機密が復元できるモザイク効果を招きます。攻撃者は検索ログだけから企業情報を推測できる点が核心です。 続きを読む
OpenAI、法人向けにAI利用分析と支出管理機能を追加
米OpenAIは6月18日、法人向けプラン「ChatGPT Enterprise」に新しいクレジット利用分析と支出管理機能を追加したと発表しました。管理者は利用状況や導入の広がり、支出を明確に把握でき、AI活用を重要な事業投資と同じ厳格さで管理できるようになります。本日から利用可能です。 続きを読む
Hugging Faceがエージェント向けツール検証手法を公開
AI開発企業のHugging Faceは2026年6月18日、コーディングエージェントが特定のソフトウェアをどれだけ効率的に扱えるかを測る検証手法を公開しました。同社のライブラリ「transformers」を題材に、最終的な正解だけでなく、答えにたどり着くまでの手数やトークン量、所要時間を計測する点が特徴です。 続きを読む
OpenAI、IPO前にAI著名人2人を招請
OpenAIが株式上場(IPO)を前に、AI業界の著名人2人を相次いで迎え入れます。米メディアTechCrunchが6月18日に報じた内容によると、グーグル傘下のDeepMindで「Gemini」開発を主導したNoam Shazeer氏と、トランプ前政権でAI政策を担ったDean Ball氏が、それぞれOpenAIに加わります。上場を控えた時期の人材獲得として注目を集めています。 続きを読む
Metaの大量再編で社内反発、AI部門の士気崩壊
米Metaの新設AI部門で、社員の反発が深刻化しています。同社は先月、全社員の約1割にあたる約8000人を解雇する一方、約7000人をAI関連チームへ配置転換しました。中核研究組織Meta Superintelligence Labsを支える応用AIエンジニアリング部門への異動が、士気の急落を招いています。 続きを読む
Google、Ad ManagerにAI対話エージェント投入
Googleは6月18日、広告配信基盤Google Ad ManagerにAI対話エージェント「Ask Ad Manager」を投入すると発表しました。同社のAIモデルGeminiを基盤とし、媒体社(パブリッシャー)が業績の把握や意思決定を素早く行えるよう支援します。今月中にベータ版を提供開始し、機能を年内に順次拡充する計画です。 続きを読む
FERC、AIデータセンターの送電網接続を迅速化
米連邦エネルギー規制委員会(FERC)は18日、データセンターなど大口電力利用者の送電網接続を迅速化するよう、PJMを含む主要6送電網運用者に命じました。エネルギー省のクリス・ライト長官の指示を受けた措置で、委員全員一致で承認されています。命令は、急増するAI向け電力需要に送電網が追いつかない現状を打開する狙いがあります。 続きを読む
サンダース氏、AI大手に50%課税し国民へ富分配案
米国のバーニー・サンダース上院議員は、大手AI企業から国民へ巨額の富を移転する法案を公表しました。AP通信に共有された概要によると、最大手AI企業の株式に対し一度限り50%の課税を行い、その税収で政府系の国富ファンドを創設する内容です。年間AI売上が2億ドルを超える企業が課税対象となります。 続きを読む
空間推論AIのGeneral Intuition、約300億円調達交渉
ニューヨーク拠点の新興企業General Intuitionが、約300億円規模の資金調達に向けて交渉していることが2026年6月18日、関係者の話で分かりました。実現すれば同社の評価額は2000億円超に達し、空間と時間を移動するAIエージェントの基盤モデル開発を一段と加速させます。今回の調達はわずか8カ月前のシードラウンドに続くもので、市場の高い期待を映します。 続きを読む
AI推論基盤Baseten、評価額130億ドルで資金調達へ
AI推論基盤を手掛ける米新興企業Basetenが、評価額130億ドルでの15億ドル規模の資金調達を最終調整していると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが6月18日に報じました。同社はわずか5カ月前に評価額50億ドルでシリーズE3億ドルを調達したばかりで、半年足らずで評価額が約160%跳ね上がる計算です。 続きを読む
音波シナプスでAIを高速・省電力化
アリゾナ大学のシャオドン・ヤン助教らは2026年6月12日、音波を使う人工シナプスを開発したと科学誌サイエンス・アドバンシズで発表しました。脳の動作を模倣する次世代計算技術「ニューロモルフィック・コンピューティング」で、従来の電子素子より速く、かつ省電力で動くことを実験で示したものです。AIの計算基盤を一新する可能性を持つ成果です。 続きを読む
MITが牽引するマサチューセッツのAI覇権構想
米マサチューセッツ州の有力紙ボストン・グローブが6月9日、地域の技術・ビジネスを率いる影響力のある50人を選ぶ2026年版「テック・パワー・プレイヤーズ」を発表しました。同リストにはサリー・コーンブルース学長やCSAIL所長のダニエラ・ルス教授らMIT関係者8人が名を連ね、多数のMIT卒業生も含まれています。 続きを読む