AI Timesの新着ニュース 2026/06/16
Anthropic最新AI、米政府が輸出規制で停止
米政府は6月12日、AI開発企業Anthropicに対し、最新AIモデル「Mythos 5」と「Fable 5」へのアクセスを「あらゆる外国籍者」に禁じる輸出規制指令を出し、同社は両モデルを停止しました。トランプ政権はFable 5の安全機構が解除されればMythos 5の能力に全面アクセスでき、国家安全保障上のリスクになると判断したと報じられています。 続きを読む
SpaceX、Cursorを600億ドルで買収しAIコーディング参入
SpaceXは6月16日、AIコーディングツールを手がけるCursorを600億ドルの全株式取引で買収すると発表しました。これは同社が史上最大規模のIPOを実施したわずか数日後の動きで、取引は2026年第3四半期に完了する見込みです。Elon Musk氏率いる同社は、AI事業でAnthropicやOpenAIに追いつくことを狙っています。 続きを読む
ChatGPTの世界シェアが初めて5割を下回る
調査会社Sensor Towerは6月16日公表の「State of AI Report 2026」で、OpenAIのChatGPTの世界市場シェアが初めて50%を下回ったと明らかにしました。1月までは過半を保っていましたが、5月末には46.4%まで低下し、GoogleのGeminiやAnthropicのClaudeへ利用者が流れています。一強体制が崩れつつある実態を示す内容です。 続きを読む
OpenAI、売上急増でも年間営業赤字209億ドル
米OpenAIが新規株式公開(IPO)を控えてSEC(米証券取引委員会)に書類を提出する中、2026年6月16日に流出した監査済み財務書類で、急成長する売上をさらに大きな費用が上回る実態が明らかになりました。独立系ジャーナリストのエド・ジトロン氏が入手し、英フィナンシャル・タイムズも内容を確認しています。 続きを読む
M365 Copilotの致命的欠陥、2FAコード窃取を許す
米Microsoftは2026年6月、同社のAI基盤「M365 Copilot」に存在した最高深刻度(致命的)の脆弱性を修正しました。発見・報告したセキュリティ企業Varonisは6月15日、概念実証の攻撃コードがCopilotのアクセス可能なメールから二要素認証(2FA)コードなどの機密情報を抜き取れたことを明らかにしました。 続きを読む
AIトークン費用が経営者の投資判断を揺さぶる
米ソフト企業の経営陣が2026年、生成AIの利用量に応じて膨らむトークン費用の管理に頭を悩ませています。トークンとはAIモデルが処理・生成する情報量の単位で、その費用をどう抑えるかを論じる「トークノミクス」が業界の新たな関心事として浮上しました。WIREDによると、決算説明会などでトークンに言及した企業は2026年4〜5月で約300社に上り、前年同期の93社から急増しています。 続きを読む
AnthropicがエージェントSDKの従量課金導入を凍結
AI大手のAnthropicは6月16日、自動化向けのClaude Agent SDKに予定していた従量課金への移行を、施行直前に凍結すると発表しました。当初は6月15日から新方式を適用する計画でしたが、これを取りやめ、利用者は引き続き既存のClaudeサブスクリプションの寛大な利用枠を使えることになりました。一部の第三者アプリを含む、SDKの重課金ユーザーにとって負担増を避ける形となります。 続きを読む
Stanfordの分散型DeLMが司令塔なしで多エージェント費用を半減
米Stanford大の研究者が2026年6月、中央オーケストレーターを持たない新しいマルチエージェント基盤DeLM(分散型言語モデル)を論文で発表しました。複数のAIエージェントが主エージェントを介さず直接協調し、ソフトウェア開発のベンチマークで費用を約50%削減しながら精度を高めた点が注目されています。 続きを読む
Z.aiの公開重みGLM-5.2、低コストでGPT-5.5を上回る
中国のAIスタートアップZ.aiは6月16日、7530億パラメータの公開重みモデルGLM-5.2を即日リリースしました。長時間にわたる自律的なコーディングや開発作業に特化して設計され、Hugging FaceやZ.aiのAPI、20以上のサードパーティ開発環境で利用できます。月額12.6ドルからの料金体系と100万トークンの文脈長を備え、企業のAI活用を狙います。 続きを読む
NVIDIA Blackwell、MLPerf Training 6.0の全7部門で首位
NVIDIAは6月16日、AI学習性能を測る業界ベンチマークMLPerf Training 6.0において、同社のBlackwellプラットフォームが全カテゴリで首位に立ったと発表しました。全7ベンチマークで最速の学習時間を記録し、唯一すべての項目に結果を提出した点が特徴です。最大8192基のGPUを用いた大規模学習も実証しました。 続きを読む
Databricksがエージェント向け新基盤Lakehouse//RTとLTAPを発表
Databricksは6月16日、Data + AI Summitで、AIエージェント向けにデータ基盤を簡素化する二つの新製品を発表しました。一つは統治済みのDeltaおよびIcebergテーブル上でミリ秒級の照会速度を実現するLakehouse//RT、もう一つは取引データを書き込み時点からDelta/Iceberg形式で保存しETLを不要にするLTAPです。継続的に推論し実データに即応するエージェントが、自身と必要な情報の間にあるパイプラインを許容できないことが背景にあります。 続きを読む
AI議事録のPlaud、ソフト収益が年100億円規模に
AIハードウェア企業のPlaudは2026年6月16日、AI議事録端末の累計出荷が200万台を超え、サブスクリプション事業の年間経常収益(ARR)が1億ドルを上回ったと発表しました。会議が多いビジネスパーソンを主な対象とし、数少ないAIハードの成功例になろうとしています。 続きを読む
OpenAIが本番会話の再現でモデル挙動を事前予測
OpenAIは6月16日、新モデルのリリース前に実際の挙動を予測する「Deployment Simulation(デプロイメントシミュレーション)」という手法を公開しました。過去の本番会話からモデルの応答部分を取り除き、リリース候補の新モデルで応答を再生成することで、ユーザーに届く前に現実的な文脈での挙動を検証する仕組みです。望ましくない挙動が新たに生じるか、どの程度の頻度で現れるかを事前に見積もれます。 続きを読む
Google DeepMind、Gemini製ツールで英住宅審査を半減へ
Google DeepMindは6月16日、英政府やGoogle Cloudなどと共同で、住宅建設の許認可審査を加速するGemini活用のAIプロトタイプを開発すると発表しました。バーネット、ドーセット、カムデンの自治体で試験運用を始め、審査官の意思決定にかかる時間を50%短縮することを目指します。英政府が掲げる2029年までに150万戸の新規住宅供給を後押しする狙いです。 続きを読む
HPE、NVIDIA基盤のAIファクトリーをエージェント時代向け拡張
HPEとNVIDIAは6月16日、米ラスベガスで開催中の年次イベントHPE Discoverで、共同開発するAI基盤「HPE AI Factory with NVIDIA」を企業向けのAIエージェント本番運用に対応させるべく拡張すると発表しました。実証実験から本番導入へと移る企業需要に応え、エージェント特化の新型CPUや運用ツール、機密データ保護機能を全製品群へ広げます。 続きを読む
幻覚抑制のProbably、9億円調達
AIスタートアップProbablyは2026年6月16日、Andreessen Horowitz(a16z)から900万ドルのシード資金を調達したと明らかにしました。同社は、誤った情報やいわゆる「幻覚」がユーザーに届くのを防ぎ、決定論的システムで一般的な99.99%の精度をAIで実現することを目指しています。 続きを読む
米国防総省、議会向け報告書をAI生成で大幅時短
米国防総省は2026年6月12日、ワシントンのシンクタンク主催イベントで、議会が義務付ける報告書の作成に生成AIを活用していることを明らかにしました。最高技術責任者(CTO)のエミル・マイケル氏は、本来なら200時間の人手を要する報告書を、AIなら5時間で草案化できると語っています。国防総省は毎年、安全保障に関する数百本もの報告書を議会に提出する義務を負っており、その負担軽減策として注目されます。 続きを読む
Google、Android 17とPixel新機能をGemini AIで拡張
Googleは6月16日、スマートフォン向け基本ソフトAndroid 17とスマートウォッチ向けのWear OS 7を正式公開しました。同時に発表したPixel向け更新「June Pixel Drop」では、楽曲生成モデルLyria 3やマルチモーダル対応のGemini Omniなど、最新の生成AI機能を自社端末に先行投入しています。AppleがSiriやiOSのAI強化で追い上げを図るなか、GoogleはAndroidとPixelを自社AIの実証の場として位置づける戦略を鮮明にしました。 続きを読む
消費者の6割がブランドのAI連呼を敬遠と調査
WordPress VIPが2026年6月16日に公表した調査で、米消費者の60%が、ブランドのメッセージに「AI」という言葉が使われると敬遠すると回答しました。さらに86%がAIを全面的には信頼せず、依然として一次情報の確認を望んでいることも明らかになりました。Automattic傘下の同社が、企業のAI検索対応の実態を探るために実施したものです。 続きを読む
AI並行開発で再評価されるgit worktree
GitHubは6月16日、自社ブログでgitのworktree機能を解説しました。worktreeは一つのリポジトリから複数の作業フォルダを同時に切り出す仕組みで、ブランチを切り替えるたびにstashやファイル再読み込みが発生する従来の負担を解消します。AIによる並行開発が広がる今、改めて注目される技術だと位置づけています。 続きを読む
Robinhood、10%削減でAI言及を回避
株式取引アプリを運営するRobinhoodは6月16日、全正社員の10%にあたる約290人を削減すると発表しました。注目されたのは、CEOのVlad Tenev氏が従業員向けの通知でAIに一切触れなかった点です。多くのテック企業がAI活用を理由に人員削減を進めるなか、同社は今回の措置をあくまで組織再編として説明しました。 続きを読む
司法省がxAIの無許可ガスタービンを擁護
米司法省は6月15日、メンフィスのデータセンターで無許可のガスタービンを稼働させるxAIを支持する意見書を提出しました。NAACP(全米黒人地位向上協会)が操業停止を求めて起こした訴訟への介入で、司法省は原告勝訴となれば「人工知能イノベーションへの電力供給を断ち、米国の国家・経済・エネルギー安全保障を損なう」と主張しています。 続きを読む
Appleがカメラ付きAirPodsを2027年投入へ
Appleは2027年に向けたハードウェア計画を進めています。米Bloombergのマーク・ガーマン記者によると、カメラを搭載したAirPodsを2027年後半に投入する予定で、現在は来年のiOS28とともに社内テスト段階にあります。WWDC後にAI機能の発表が一巡したいま、次なる焦点はこうした新型デバイスへと移りつつあります。 続きを読む
Google、電子書籍にGemini読書支援を搭載
米Googleは6月16日、電子書籍サービス「Google Play Books」に、生成AI「Gemini」を活用した読書支援機能Book insightsを追加したと発表しました。Android向けアプリとWebリーダーで提供され、無料で読める名作を含む一部の英語書籍で利用できます。読者が本から得られる理解を深めることを狙った機能です。 続きを読む
Qualcomm新XRチップ、XREAL Auraに初搭載
半導体大手のQualcommは6月16日、米国で開催中の拡張現実イベントAugmented World Expo(AWE)2026で、次世代XR機器向けの新チップSnapdragon Reality Eliteを発表しました。このチップは今秋発売予定のXREALのAndroid XRグラス「Aura」に最初に搭載されます。スマートグラス向け半導体の性能を底上げし、より高度なAI機能を支える狙いです。 続きを読む
常時録音AIが高齢者在宅介護の標準に
米シアトル在住の86歳の父を、約1年にわたり常時録音のAIマイク「Sensi.ai」が見守ってきました。5000マイル離れたオーストリアに住む筆者は、父の咳やトイレの音、私的な会話までもが記録される様子を、後日になって文字起こしで知ることになります。在宅での自立を望む高齢者の安全を支えるという触れ込みでしたが、本人は録音されている事実をほとんど認識していませんでした。 続きを読む
MIT製造業イニシアチブが1年で工場AI機運を拡大
米マサチューセッツ工科大学(MIT)は6月16日、製造業の再興を狙う研究主導の取り組み「Initiative for New Manufacturing(INM)」が発足から1年で大きな勢いを得たと発表しました。5月に開いた初の「MIT製造週間」には、学生から企業の最高経営責任者(CEO)まで800人を超える関係者が集まり、工場の現場へのAI導入や人手不足への対応策を4日間にわたって議論しました。 続きを読む
Googleが保護者管理機能を全Android端末へ拡大
Googleは6月16日、家庭向けのデジタルウェルビーイング施策を相次いで発表しました。柱は、保護者がアプリで子どものスマートフォン利用を管理できるAndroidペアレンタルコントロールの全端末への拡大です。あわせて米国のデジタルウェルビーイング基金を5000万ドル超に増額し、夏休みの画面時間との付き合い方も提案しました。 続きを読む
WIREDとADが問う、AI時代に住まいへ本当に求めるもの
米メディアのWIREDとArchitectural Digest(AD)は2026年6月16日、両誌の編集トップであるKatie Drummond氏とAmy Astley氏による対談を公開しました。テーマはAIが浸透する時代に人が住まいへ何を求めるかです。両誌は「未来の住まい」をめぐる共同デジタル特集を初めて立ち上げ、その問題意識を語り合いました。 続きを読む