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March 6, 2021

📚 さよなら銀杏書房

今週もおつ。

今週のリリース

ポッドキャストが配信されております。

19. 1人の女性がエンジニアになるまで、ポストモーテム、PUI PUI モルカー | #yancanfm

20. 無意識バイアスワークショップ、技術選定の話、background.radio | #yancanfm

21. つい他の人と比べてしまう件、エモい絵文字の話(エモリンガル) | #yancanfm

エピソード 21 ではなんと音楽が入っております!高校時代の友人に作ってもらいました。同級生の結婚式の二次会のバーミヤンで曲作ってよ、といって作ってもらいました。ご注目。


📚 さよなら銀杏書房

中央線の国立(くにたち)に70年以上あった洋書専門店、銀杏書房が閉店した。閉店のうわさを聞きつけた私はオットと犬と現場へ向かった。店の前で、同じくこの店を愛していた妹、母親と合流。店内は若干、密になっており、別れを惜しむ人々で溢れていた。

このお店は東西に伸びる中央線の国立駅から南にまっすぐと伸びている大学通りの途中にある。店先にあるセール品やカレンダーは手に取りやすい価格で(といっても1000円から3000円)、中学生の私でも立ち読みしやすかった。店の中に入るのは勇気がいって、でも、買い物したときはレジにいる姉妹の店主たちが気さくに話しかけてくれた。私はここでエドワード・ゴーリーのレターセットやエミリー・ザ・ストレンジの日本語訳されていない続編、自殺うさぎの本などを購入していた(ちなみにポップな本である)。いつかこの本屋さんでおしゃれで可愛い本をたーくさん買うんだと思っていた。閉店直前にこの夢を叶えた。「詳注アリス」の原本を手に入れられたのは大変うれしかった。チェコ語のナンセンス絵本も手に入れた。店主のおふたりとも話せて楽しい時間だった。いまだにこのお店が終わったということが信じられない。このような逸話も見つけた。

かつてここのおばあ様がマルクス全集を取り寄せて、書店を築いた、とか。
寂しい限りです。

— ニコニコ堂長嶋康郎 (@niconicodoh) February 27, 2021

できればずっとそこにあってほしかったけど、終わりに立ち会えたことが幸運だった。

今週の引用

獲物は小屋に運びこまれ、丸太、支柱、厚板、薄板、雑多な切れ端に分けられ、燃やすには忍びない雑多なものが高々と山をなす。あとで使うものもあれば関心して眺めるべきものもあるので、薪とごちゃまぜにしてはならない。この大掛かりな分類作業はとても重要なのだ。

(島暮らしの記録、トーベ・ヤンソン)

今週の映画

Billie Eilish: The World’s A Little Blurry - Apple TV+ Press

家族といるときのビリー。親友といるときのビリー。憧れのジャスティン・ビーバーに会ったときのビリー。布団にまるまっちゃうビリー。普通の家庭で育ったビリー。ジャスティンやケイティ・ペリーの助言。お兄ちゃんのフィニアスとの友情。すごく良かった。ビリーのお母さんはビリーが汚い言葉を使っても注意したりしないでただただサポートすることに注力してる。家族のドキュメンタリーだった。my future でおわったのはきれいすぎだった感じもあるけど。

今週の犬


では、元気で。

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