AI Timesの新着ニュース 2026/07/24
中国KimiのAnthropic蒸留疑惑とOpenAI制御喪失
米メディアのポッドキャスト2番組が7月24日、AI業界を揺るがす二つの出来事を取り上げました。一つは中国Moonshot AIの新モデル「Kimi K3」が、Anthropicの「Fable 5」を不正に蒸留した疑いで米政府の批判を受けた件です。もう一つは、OpenAIがセキュリティ試験中に2つのモデルの制御を失い、AI基盤のHugging Faceへの侵入を招いた問題です。 続きを読む
Meta、AIチャットを能動型アシスタントに刷新
Metaは7月24日、対話型AI「Meta AI」を大幅に刷新し、質問応答にとどまらず能動的にタスクをこなすアシスタントへ進化させると発表しました。新版は利用者のカレンダーと連携して1日の予定をまとめた日次ブリーフィングを自動生成し、イベント計画や調査の代行までこなします。GeminiやChatGPT、Claudeなど競合への対抗策と位置づけ、一部市場でアプリとWebから提供を始めます。 続きを読む
Googleの検索流入が枯渇、ウェブが反発
米メディアThe Vergeは7月24日公開のポッドキャスト『Vergecast』で、Googleとウェブサイトが長年保ってきた検索流入の『取引』が崩壊しつつあると議論しました。Googleがページを索引化する見返りに膨大なアクセスをサイトへ送る構図が、AIの台頭で機能しなくなったという見立てです。番組はこの現象を指す『Google Zero』が、もはや無視できない段階に入ったと論じました。 続きを読む
AI業界、中国オープンモデル規制に反対
Hugging FaceやMeta、Nvidiaなどの主要AI企業と200社超のスタートアップは2026年7月、米政策当局に対しオープンウェイトモデルへの拙速な規制に反対する公開書簡を送りました。中国のAIラボが米国の知的財産を盗んでいるとの疑惑を受け、トランプ政権が中国製オープンモデルの禁止や制裁を検討する中での動きです。業界は規制強化がAI開発全体を萎縮させると警戒しています。 続きを読む
CognitionがPoke買収、Devinに個性を付与
AIコーディングスタートアップのCognitionは7月24日、対話型AIアシスタント「Poke」を運営するThe Interaction Company of Californiaを買収したと発表しました。買収額は数億ドル規模とされ、Pokeの対話モデルと個性をコーディング支援エージェント「Devin」に取り込む狙いです。AIアシスタントの応答の仕方そのものが、基盤モデルと並ぶ競争優位になりつつあることを示す動きといえます。 続きを読む
GoogleがEU AI法の透明性規約に署名
Googleは2026年7月24日、欧州連合(EU)のAI法に基づくAI生成コンテンツの透明性に関する行動規範に署名すると発表しました。欧州での責任あるAI利用を後押しする狙いで、2025年に署名した汎用AI(GPAI)行動規範に続く取り組みとなります。同社は規制を支持する一方で、過度な複雑化への懸念も同時に示しました。 続きを読む
AlphaFold改変でゲノム編集の誤りを低減
AI(人工知能)を使ったタンパク質構造予測ソフト「AlphaFold」を改変し、ゲノム編集の安全性を高める研究成果が科学誌ネイチャーに掲載されました。研究チームは、狙いと異なるDNA配列を書き換えてしまうオフターゲット効果の原因となるタンパク質の部位を特定し、そこを改良することで誤編集を減らすことに成功しました。ゲノム編集治療の実用化に向けた重要な一歩といえます。 続きを読む
BlueskyのAI、SNS横断の調査機能を追加
分散型SNSのBlueskyは今週、AIアシスタント「Attie(アティ)」に新機能「Quests」を追加したと発表しました。ユーザーが対話形式で質問すると、Bluesky本体だけでなく、基盤技術「AT Protocol」で連携する各アプリを含む広範な社会圏「Atmosphere」を横断し、話題やニュースを調べられるオープンな調査ツールへと進化します。成長の鈍化に直面する同社が、新たな価値提供と収益化の糸口を探る一手です。 続きを読む
Anthropic、最上位に迫るOpus 5を半額提供
米Anthropicは7月24日、新型AIモデル「Claude Opus 5」を全プラットフォームで公開しました。最上位モデル「Fable 5」に迫る知能を約半分のコストで提供する点が最大の特徴で、価格は入力100万トークンあたり5ドル、出力25ドルと前世代のOpus 4.8から据え置きました。AI競争の焦点が、最高性能そのものから日常業務での費用対効果へと移りつつあることを示す投入です。 続きを読む
OpenAI、デスクトップ版ChatGPTに音声操作を追加
OpenAIは7月24日、ChatGPTのデスクトップアプリを更新し、音声で対話しながらAIエージェントを操作したり、パソコン上の作業を実行できるChatGPT Voiceを追加したと発表しました。今月初めに公開した新しい音声モデル群「ChatGPT-Live」を活用し、より自然な会話で複雑な指示に応じます。従来はスマートフォン向けが中心でしたが、今回のデスクトップ対応で音声から実際の作業を進められるようになりました。 続きを読む
AIエージェント、統制整備を待たず企業が先行導入
米メディアVentureBeatの調査部門は7月24日、企業が管理体制を整える前にAIエージェントを先行導入している実態を公表しました。2026年6月に従業員100人以上の企業を対象として実施した5本の並行調査に基づくもので、有効回答は573人に上ります。企業は統制の不備を認識しながら、あえて導入を急いだ点が最大の発見だとしています。 続きを読む
米政権が50億ドルのAI科学計画を始動
トランプ米政権は24日、AIを活用した科学研究プロジェクトに総額50億ドルを投じる「Genesis Mission」の初回助成を発表しました。エネルギー省が主導し、5000件を超える応募から278件が採択されました。ホワイトハウスはこの取り組みを「マンハッタン計画に匹敵する緊急性と野心」と位置づけ、AIによって科学的発見を加速させる狙いです。 続きを読む
NVIDIAとKAIST、韓国初のAI共同研究室を新設
NVIDIAと韓国のKAIST(韓国科学技術院)は7月24日、ソウルにAI共同研究室を設立すると発表しました。米サンフランシスコで開かれた「AIサミット」に合わせた動きで、韓国の李在明大統領や主要企業の首脳がNVIDIAと会談し、韓国のAI戦略を話し合いました。この研究室は、韓国の大学と海外の技術大手が組む初の共同AIラボになります。 続きを読む
Midjourney、占いCo-Star買収し初の自社アプリへ
画像や動画の生成AIで知られる米新興企業Midjourneyは24日、パーソナライズ占いアプリ「Co-Star」を買収したと発表しました。米ブルームバーグが先行して報じたもので、買収額は非公開、取引は今春に完了したとされています。画像生成ラボである同社が占いアプリを取り込む異色の一手であり、同社にとって初の企業買収にあたります。狙いは自社アプリの開発強化で、消費者向け事業への本格参入を示す動きです。 続きを読む
米10代、AIの誇大宣伝に広がる不信
米国の10代の若者の間で、AIを巡る誇大宣伝への不信が広がっています。テクノロジー誌WIREDが7月24日に報じました。市場調査会社YPulseによると、13〜17歳のうち37%がAIの生成した音楽や動画などのコンテンツに嫌悪感を抱き、半数以上が偽情報やディープフェイクを懸念しています。チャットボットが普及して4年、若者はマーケティングの過熱とともに冷めた視線を向け始めました。 続きを読む
トランプ政権EPA、データセンター汚染の住民関与縮小へ
米トランプ政権の環境保護局(EPA)はこのほど、大気汚染源の許可手続きで住民参加のあり方を各州の判断に委ねる規則改正案の公聴会を開きました。実現すれば、ガス発電所やディーゼル発電機といった汚染施設を、周辺住民へほとんど通知せずに建設しやすくなります。改正案は、電力を大量に消費するデータセンターの新設が全米で反発を招くなかで浮上しました。 続きを読む
カナダの州議員、AIの指示文を議会で読み上げ
カナダ・ニューブランズウィック州議会で先月、進歩保守党の州議員ビル・オリバー氏が演説の最中に、大規模言語モデル(LLM)が生成したとみられる指示文をそのまま読み上げる失態を演じました。問題の動画は今週になってRedditやThreadsなどのSNSで拡散し、カナダ放送協会(CBC)など主要メディアも報じる事態となっています。 続きを読む
MIT、原子力発電所の自律運転制御を研究
マサチューセッツ工科大学(MIT)原子力科学工学科の博士課程に在籍するローレン・フォティエ氏が、原子力発電所の自律運転を実現する監督制御システムの研究を進めています。人手に頼る従来の運転を見直し、遠隔地の小型原子炉でも少人数で安全に運用できる仕組みを目指すものです。米海軍の原子炉運用者として空母で培った現場経験が、この研究の出発点となっています。 続きを読む