AI Timesの新着ニュース 2026/04/10
Anthropic、サイバー悪用懸念で新AI『Mythos』限定公開
Anthropicは9日までに、最新フロンティアモデルClaude Mythosを発表し、一般公開を見送ると明らかにしました。サイバー攻撃に悪用され得る強力な脆弱性発見能力を理由に、Microsoft、AWS、Apple、JPMorgan Chaseなど重要インフラを担う大手12社と、追加の40組織のみに限定提供します。防衛連合Project Glasswingには1億ドルの利用クレジットも投じられ、7月初旬に調査結果が公表される予定です。 続きを読む
Amazon、AWS独自チップ事業が年商2兆円規模に
Amazon CEOのAndy Jassy氏は9日公開の年次株主書簡で、AWSの独自半導体群が年間売上高2兆円規模に到達したと明らかにしました。NVIDIA依存からの脱却を進めるAWSが、自社設計のAI学習チップTrainiumやCPUのGravitonで大口顧客を囲い込む戦略が数字として示された格好です。Jassy氏は「事実上すべてのAIはNVIDIA上で動いてきたが、新たな転換が始まった」と宣言し、価格性能で勝負する姿勢を鮮明にしました。 続きを読む
Mercor情報流出、Meta契約停止と集団訴訟に発展
AIデータ学習スタートアップのMercorが3月31日に公表したサイバー攻撃の被害が、急速に拡大しています。ハッカー集団は4TB規模の社内データを窃取したと主張し、同社の大口顧客であるMetaは既に契約を無期限で停止しました。半年前に評価額100億ドルで350億円規模の資金調達を成功させた有力企業が、一転して経営リスクに直面しています。 続きを読む
サイバーエージェント、ChatGPT Enterprise利用率93%到達
サイバーエージェントは、OpenAIのChatGPT EnterpriseとCodexを全社基盤として活用し、広告・メディア・ゲーム事業で開発スピードと意思決定品質を高めていると明らかにしました。同社では月間利用率が93%に達し、ほぼ全部署で日常業務に組み込まれています。ツール導入を強制しない文化の中で、自発的な選択による定着が進んだ点が特徴です。 続きを読む
OpenAI、月100ドルChatGPT Pro新設
OpenAIは4月9日、ChatGPTに月額100ドルの新Proプランを追加したと発表しました。これまで広告付き無料、月8ドルのGo、月20ドルのPlus、月200ドルのProという階層でしたが、中間に新たな価格帯を設けた形です。同社は料金ページから200ドル版を一旦非表示にしたものの、最上位プランは引き続き利用可能だとTechCrunchに説明しました。 続きを読む
Vercel、AIエージェント向け自律型基盤構想を発表
Vercelは2026年4月9日、最高プロダクト責任者トム・オッキーノ氏のブログで「自律型基盤(Agentic Infrastructure)」構想を発表しました。過去3カ月で同社の週次デプロイ数は倍増し、全体の30%超をコーディングエージェントが開始しており、半年前と比べ1000%の伸びを示しています。開発の主役が人から機械へ移る転換点で、クラウド基盤の再定義を迫る内容です。 続きを読む
LangChain、AIエージェント改善に人間判断を組み込む手法
LangChainは2026年4月9日、AIエージェントを継続的に改善するための人間判断の組み込み方を解説する技術ガイドを公開しました。社内に眠る暗黙知をどう吸い上げ、ワークフロー設計やツール定義、コンテキスト構築に反映するかを、金融トレーダー向けコパイロットを架空の題材として段階的に示した内容です。エージェントの実装前後で専門家をどう巻き込むかに焦点を当てています。 続きを読む
OpenAIとAnthropic、IPO控え収益化正念場
AI業界の2026年は、OpenAIとAnthropicにとって正念場の年となっています。米メディアThe Vergeのポッドキャスト「Decoder」で4月9日、司会のニレイ・パテル氏と同社シニアAI記者のヘイデン・フィールド氏が、両社が直面する「収益化の崖」と史上最大級のIPOに向けた圧力を議論しました。燃やす現金を上回る売上を生み出せるかが、業界全体の行方を左右する局面です。 続きを読む
Anthropic、AIエージェントの信頼運用5原則を公開
Anthropicは2026年4月9日、AIエージェントを安全かつ有用に運用するための実践指針を公式ブログで公開しました。昨年示した五原則(人の制御、人間の価値との整合、セキュリティ、透明性、プライバシー)を土台に、自社製品ClaudeCodeやClaudeCoworkへの落とし込みと、業界で整えるべき共通基盤の姿を併せて示した内容です。 続きを読む
Geminiアプリが対話型3Dモデルと物理シミュを生成
Googleは4月9日、対話型チャットボットGeminiに3Dモデルと物理シミュレーションを自動生成する機能を追加したと発表しました。ユーザーが複雑な概念を質問すると、回転可能な3Dモデルやスライダー付きの動的シミュレーションがチャット内に直接表示されます。これまでテキストと静止図に限られていた回答が、変数を操作しながら学べる対話型の可視化へと進化した形です。 続きを読む
LangChain、Claude対抗のOSSエージェント公開
LangChainは2026年4月9日、モデル非依存の開放型エージェント運用基盤「Deep Agents Deploy」のベータ提供を開始しました。Anthropicが先行投入した「Claude Managed Agents」への直接的な対抗策と位置づけ、ベンダーロックインを避けたい企業の本番導入を単一コマンドで実現するのが狙いです。 続きを読む
フロリダ州司法長官、OpenAIを安全保障で調査
2026年4月9日、米フロリダ州のジェームズ・アスマイヤー司法長官は、OpenAIに対する正式な調査を開始すると発表しました。ChatGPTが公共の安全や国家安全保障に脅威を与えている疑いがあるとして、近く召喚状を発行する方針です。ロイター通信などが伝えました。 続きを読む
連邦高裁、Anthropic排除の差止め却下
米連邦控訴裁判所コロンビア特別区巡回区は4月8日、トランプ政権によるAI企業Anthropicの連邦調達排除措置を差し止めるよう求めた同社の緊急申立てを却下しました。一方で裁判所は本案審理の迅速化は認め、5月19日に口頭弁論を開く方針を示しています。同社にとっては痛手となる判断ですが、争いの行方はなお流動的です。 続きを読む
Meta AIアプリ、Muse Spark投入で米5位に浮上
米Metaは2026年4月9日、自社AIアプリが米App Storeの無料ランキングで5位へ急浮上したと明らかにしました。新AIモデル「Muse Spark」を8日に投入した直後の出来事で、前日の57位からわずか1日で52ランクも跳ね上がった計算です。市場調査のAppfiguresが初報し、Sensor Towerも同日のiOSダウンロード数が約4万6000件と前日比87%増となったと補足しました。 続きを読む
MITが学習中にAIモデルを圧縮、訓練を最大4倍高速化
米マサチューセッツ工科大学(MIT)CSAILなどの研究チームは2026年4月9日、AIモデルを学習しながら同時に圧縮する新手法「CompreSSM」を発表しました。従来は大型モデルを訓練後に枝刈りするか、小型モデルを最初から訓練するかの二択で性能と効率のトレードオフが避けられませんでしたが、この手法は訓練の途中で不要な内部次元を切り落とすことで両立を実現します。状態空間モデル(SSM)を対象に、言語処理から音声生成、ロボティクスまで幅広い応用が視野に入ります。 続きを読む
Sierra CEO、クリック時代の終焉を宣言
顧客サービス向けAIエージェントを開発する米Sierraの共同創業者兼CEO、ブレット・テイラー氏は4月9日、サンフランシスコ開催のHumanXカンファレンスで、クリック操作の時代は終わると語りました。従来のWebアプリは自然言語による指示に置き換えられ、利用者はインターフェースに触れずに業務を完結できるようになるとの見方を示したのです。 続きを読む
Hugging Face、画像音声動画の埋め込みに対応
Hugging Faceは4月9日、オープンソースの埋め込みライブラリSentence Transformers v5.4を公開し、テキストに限定されてきた埋め込みとリランキングの機能を画像・音声・動画にまで拡張しました。開発者は従来と同じAPIを使いながら、モダリティをまたいだベクトル検索やRAGパイプラインを構築できるようになります。視覚的な文書検索やクロスモーダル検索といった新しい用途を、少ないコード変更で取り込める点が最大の特徴です。 続きを読む
Gemini、プロジェクト整理用ノートブック機能追加
Googleは4月9日、対話型AI「Gemini」にノートブック機能を追加すると発表しました。特定のトピックに関連するファイル、過去の会話、カスタム指示を一つの場所にまとめ、Geminiがそれらを文脈として参照しながら対話できる仕組みです。まずはウェブ版から提供が始まります。 続きを読む
YouTubeがショート動画でAIアバター生成機能を開放
米Google傘下のYouTubeは4月9日、ショート動画サービス「YouTube Shorts」で、クリエイター本人そっくりのAIアバターを自動生成できる新機能の提供を段階的に開始すると発表しました。自身の顔と声を再現したアバターを既存動画に差し込んだり、新しいクリップの主役として起用したりできます。生成AIの悪用が社会問題化するなか、プラットフォーム側が自ら制御可能な「ディープフェイク」を公式機能として取り込む、象徴的な動きと言えます。 続きを読む
GoogleとIntel、AI基盤で多年提携を拡大
GoogleとIntelは4月9日、AIインフラ分野での多年にわたる提携を拡大すると発表しました。Google Cloudは引き続きIntel製Xeonプロセッサを採用し、最新のXeon 6をAI・クラウド・推論用途に活用します。両社は2021年から続くカスタムIPUの共同開発も継続し、ASICベースの設計に注力する方針です。 続きを読む
独BFL、70人で画像生成AIの世界首位級に迫る
ドイツの黒い森地方に本社を置く70人のAIスタートアップBlack Forest Labs(BFL)が、画像生成AIの分野でOpenAIやGoogleに次ぐ世界トップ級の競争力を獲得しています。2025年12月には評価額32.5億ドルで資金調達を実施し、AdobeやCanvaといった大手クリエイティブ企業の画像生成機能を支える存在になりました。わずか5000マイル離れたシリコンバレーの巨人たちに、少人数チームで真っ向から挑む構図です。 続きを読む
Overworld、Waypoint1.5公開、家庭用GPUで720p動作
Overworldは4月9日、実時間対話型の世界モデルWaypoint1.5を公開しました。家庭用GPUのRTX3090から5090で動作し、デスクトップで最大720p・60FPSの生成環境を実現します。データセンター級の計算資源に頼らず、手元のマシンで生成世界に踏み込める点が最大の特長です。 続きを読む
GitHub3月障害報告、Copilotなど4件で性能劣化
GitHubは4月9日、2026年3月の可用性レポートを公開しました。同社は月内に4件の障害が発生し、github.com本体やAPI、Actions、Copilot、Microsoft Teams連携など主要サービスで性能が劣化したと明らかにしました。開発者のワークフローを混乱させたと認め、長期的な構造改修と短期的な緊急対応の双方を進める方針です。 続きを読む
Wiley、自律システム統治の新基盤ZTASPを公開
Wileyは2026年4月9日、IEEE Spectrumと連携し、アラブ首長国連邦のTechnology Innovation Instituteが開発した自律システム統治基盤ZTASPのホワイトペーパーを公開しました。ドローン、地上ロボット、センサー、人間オペレーターを一つのゼロトラスト体系に統合し、ミッション規模で安全かつ強靭な運用を可能にする狙いです。境界防御型の従来セキュリティが多主体のエッジ環境で限界を迎えるなか、常時検証と最小権限を核とした新しい統治の設計思想が示されました。 続きを読む
Take It Down Act初の有罪、逮捕後もAIヌード生成継続
米司法省は4月、オハイオ州コロンバス在住のジェームズ・ストラーラー被告(37)がTake It Down Act違反で有罪を認めたと発表しました。被害者は少なくとも10人に上り、同法が2025年に成立して以降初の有罪事例となります。被告はAIで生成した性的画像を元交際相手やその家族に送りつけ、サイバーストーキング罪などでも訴追されました。 続きを読む
Google教育AI講座が全米400校超に拡大
Googleは9日、高等教育向け無償プログラム「Google AI for Education Accelerator」の参加機関が、1年足らずで全米50州の400校超に達したと発表しました。学生・教職員のAI活用力と職業直結スキルの育成を目的とし、大学の負担なく受講環境を提供します。アーカンソー大学、テキサス大学システム、バンダービルト大学など名門校が相次ぎ参画しており、全米規模での導入拡大が鮮明になっています。 続きを読む
Fitbit AI健康コーチ、日本含む37カ国に拡大
Googleは2026年4月9日、Fitbitのパーソナル健康コーチの公開プレビューを日本を含む37カ国・32言語に拡大すると発表しました。対象はiOSとAndroidのFitbitアプリ利用者で、無料版とPremium版のいずれも使えます。対象国のユーザーには今後数週間かけて順次ロールアウトされる予定です。 続きを読む
元Apple技術者、iPod Shuffle似AIボタン発表
米サンフランシスコで4月9日、Apple Vision Proの開発に携わった元Appleエンジニアのクリス・ノレット氏とライアン・バーゴイン氏が、生成AIチャットボットを内蔵したボタン型ウェアラブル端末「Button」を発表しました。Y Combinator傘下のスタートアップが手がける同製品は、iPod Shuffleを思わせるアルミ筐体に収められ、予約価格179ドル、出荷は12月を予定しています。押すだけで対話AIが起動し、音声や接続したイヤホン・スマートグラスを通じて応答する仕組みです。 続きを読む
MIT哲学者、AI時代も労働は不可欠と主張
MIT哲学科のNC技術倫理ポスドク研究員ミハウ・マスニー氏が2026年4月9日、AI時代における労働の価値を論じる研究成果を公表しました。マスニー氏は労働を単なる収入源ではなく、卓越性の追求や社会貢献、共同体形成の場と位置づけ、週労働時間の短縮や労働そのものの撤廃は必ずしも人々の幸福に直結しないと主張しています。 続きを読む
親イラン集団、AIレゴ動画でトランプ揶揄拡散
親イラン系の若手活動家集団「Explosive Media」が、AIで生成したレゴ風アニメ動画を通じて、トランプ米大統領を揶揄する情報発信を強めています。2026年2月の開戦以降、十数本の動画を投じ、主要SNSで数百万回の再生を集めました。米誌WIREDが4月9日に報じました。 続きを読む